脳神経外科

休診のお知らせ

2024年11月19日(火)午前 : 休診 吉田医師

2024年11月26日(火)午前 : 休診 吉田医師

主な対象疾患

脳神経外科疾患ならびにその類縁疾患

概要

脳に関する疾患は症状が多彩です。このような症状の中に、脳腫瘍や脳卒中、脳出血、脳梗塞等といった重篤な脳疾患のサインが隠されているかもしれません。脳神経外科では、こういった症状の中から脳の病気がないかどうかを調べていきます。
脳疾患の中には症状がほとんど出ていない段階でも病気がある場合があります。まさに「ある日突然」発症するケースも少なくありません。発症した場合、手足の麻痺や言語障害などの障害が残ることもあり、最悪の場合は死にいたる恐ろしい病気です。早期の脳神経外科専門医の診断は非常に重要です。 ほんの小さな症状でも、気になることがありましたらまずは受診ください。
脳神経血管治療学会専門医3人体制による高度な医療を提供いたします。
また地域医療において脳卒中に対し、24時間体制での受け入れも可能です。

診療時間

都合により診察医が変更になる場合がございますが、ご了承下さい。

午前診 (9時~12時)

 
6/8
櫻井 吉田 花山

午後診 (13時~17時)

 
5
小田 小田

脳血管内治療のメリット

開頭手術と脳血管内治療の両者が可能になったことで、脳血管障害に対してより適切な治療法を提案・提供すると共に、同一施設内で治療を完了することが可能となりました。

脳血管内治療とは、頭の中の血管の病気を開頭による外科手術でなく、カテーテルという細い管を用いて治療する方法です。この治療はメスで頭を切るのではなく、太ももの付け根の小さな針穴から治療するため、術後の回復も早く高齢者にも優しい治療で、仕事や家庭復帰が早いのが特長です。

脳ドックで予防医療

脳卒中とは脳血管の破綻(詰まる・切れる・破ける)によって、手足の麻痺や言語障害などの神経学的異常を来した状態を指し、脳梗塞、脳出血、クモ膜下出血などが含まれます。脳卒中は我が国の死亡原因の第三位で、要介護者となる原因の4割を占めており、脳卒中医療の向上は急務です。とりわけ重要なことは予防することであり、将来起こりうる脳卒中を予見し、予防することが脳ドック最大の目的と言えます。また症状のない初期病変が発見されることもあります。

脳ドックで行われる画像検査はMRI(脳の断層撮影)とMRA(脳の血管検査)です。
下記に該当する40歳以上の方に脳ドックをお勧めいたします

●高血圧・高脂血症・糖尿病・肥満などがみられ、あるいは治療中の方。 ● 喫煙習慣のある方。 ● 毎日2合以上の飲酒をされる方。 ● 狭心症や心筋梗塞になったことがある方。 ● 血縁関係者に脳卒中や脳梗塞の罹患者がおられる。

最新MRI装置に更新

2022年8月に、MRI装置をGE社 SIGNA Primeへ更新いたしました。
最新のAI技術を組み合わせ、高画質を実現しながらスキャン時間の大幅な短縮を実現しています。

特発性正常圧水頭症(iNPH)とは?

特発性正常圧水頭症(とくはつせいせいじょうあつすいとうしょう)は、何かしらの原因で、頭蓋(ずがい)内に脳脊髄液(のうせきずいえき)が溜まり、脳が圧迫され、歩行障害・認知症・尿失禁などの症状が出る病気で、「治療で改善できる認知症」としても注目されています。iNPHの罹患者は全国に約37万人いると言われていますが、その特徴が加齢にともなう症状に似ているため、歳のせいだからと見逃され、治療の恩恵を受ける患者さんは全体の1割にも満たないのが現状です。

iNPHは早期治療により、症状の改善度合いが高いという臨床結果が報告されています。病気のサインを見逃さず、少しでも思い当たることがあれば、脳神経外科へ受診していください。

iNPHの3徴候

iNPHの病気のサインは、歩行障害・認知症・尿失禁の3つ(3徴候)です。特に歩行障害がもっとも特徴的な症状で、最初に出ることが多く、認知症が現れる他の病気と区別するポイントにもなります。

歩行障害に加え、認知症や尿失禁の症状が重なって出てきた場合はiNPHの可能性が高まります。

歩行障害

ひざを上げづらい、すり足になる、歩幅が小刻みになるなど、歩行が不安定になります。また、ひざが外に開いた状態で(ガニ股のように)歩くことも特徴です。特に曲がったり、Uターンするときによろめきが強く、転倒することがあります。障害が強くなると、一歩目が出ずに歩き始められなくなったり、起立の状態を保持できなくなります。歩行障害が初期症状として現れることが多いとされており、3徴候のうち、治療でもっとも改善が得られる症状でもあります。

・開脚歩行(少し足が開き気味で歩く)
・小刻み歩行(小股でよちよち歩く)
・すり足歩行(ひざが上がらない状態)
・不安定な歩行(特に方向転換のとき)
・転倒する
・一歩目が出ない(歩きだせない)
・突進現象(うまく止まることができない)