循環器科 | カテーテル検査について | 経皮的冠動脈形成術 |
心臓カテーテル検査には、以下のような種類があり 各病態に応じて検査を行います。
冠状動脈造影 | 冠状動脈(心臓を栄養する血管)を造影し、狭心症、心筋梗塞の原因となる動脈硬化性狭窄(コレステロール等がたまって血管が細くなる)の有無を調べます。 狭窄がない場合には、冠攣縮誘発テスト(冠動脈のけいれんの有無)を行う場合があります。 |
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左心室造影 | 左心室(心臓の部屋)の造形を行い、心臓の壁の動きの状態、ポンプとしての機能を調べます。 |
右心カテーテル検査 | 心腔内(心臓の部屋)の血圧を測定し、心臓の機能を評価します。 |
以上の結果よりあなたの病態を把握し、治療方針を決定します。
・ カテーテルとは、太さ2mm弱、長さ100cm前後の柔らかいプラスチックの管です。
・ 右(または左)手首にある動脈(や肘の動脈)と肘の静脈を局所麻酔し針を刺して、カテーテルを血管内に挿入し心臓まで進めます。
・ 冠状動脈、左心室内に造影剤を注入しX線を照射しコンピュータに記録します。造影時には、胸またはからだ全体が熱く感じることがありますが、すぐに消失しますので心配ありません。
・ 手首からの方法ですので、終了後も歩行は可能です。又、検査時間は15分から30分と短時間で終了します。
・ 当循環器科では、年間500例の心臓カテーテル検査を行っております。
その中で、重大な合併症のおこる確率は、死亡0%、輸血を必要とする出血0%、血管障害(脳梗塞、狭心症発作、心筋梗塞など)0.03%、造影剤アレルギー(ショック)0.3%、と極めてまれです。
これらの合併症に対処するために、検査中は心拍数、血圧等を常に監視した状態で行いますのでご安心ください。